タイプ統一における「等倍」の一貫性

あけましておめでとうございます。

そろそろ統一関連の記事を書かないととは思ったものの、使う構築が一向に変わらないので何かないか考えていたところ等倍技の一貫性について深く触れてみたくなり書き始めた次第です。

なお、本記事は筆者が毒統一以外まともにやった事がないため毒統一が基準となります。ご了承ください。

一般的に統一パへの選出は一致不一致を問わず抜群技を覚えているポケモンが多い。だが、そんな一貫性があることなど統一側が一番よく知っている。基本的に何かしら対策を施されているため、とりあえず弱点を突けるからで選出すれば逆に容易く崩される。場合によっては逆に起点にされて3タテコースにすらなり得る。

では何が本当に厳しいのか。弱点持ちのポケモンを大事にされる立ち回りは当然厳しい。だが、それと同等かそれ以上に一貫する高火力等倍技というのは大きな脅威となる。

毒統一を例にすると、弱点の地面やエスパーに対してはそれぞれ無効枠が存在するためある程度楽に対処できる。だが、物理耐久皆無のウツロイドでしか半減できない上に抜群を突かれるポケモンの多い飛行と誰も半減できないドラゴンはどうだろうか。高火力の物理飛行とドラゴンは毒統一での受けが非常に困難なのである。

今でこそ物理飛行の代表格であるファイアローは死に絶え、ボーマンダアーゴヨンによって以前より楽に対処できるようになりはしたがやはり重い事に変わりはない。

ドラゴンは更に悲惨な状態である。誰も半減ですら受けられないという事がどういう事か。そう、ジャラランガで終了である。スカーフや襷、S操作技で強引に対処する以外の対処ルートがほぼ存在しないので非常に厳しい。仮に複数体での対処を行う場合、それだけ選出を固定されることになって結果的に他のポケモンを通される結果になりかねない。これはフェアリー複合も特性防音も持たない炎、悪、虫、地面でも同じことが言えるだろう。ジャラランガの例はかなり極端なものではあるが、等倍の一貫性とはそれほど恐ろしいのである。

では統一側はどう対処するのか。主に方法は4つだろう。上から粉砕する、襷枠で強引に対処する、メタの奇襲枠を用意する、マッチングしないこと及びマッチングした場合台パンで対策とする。この4つにどれが正解かという結論は存在しないだろう。強いて言うならどれも正解でいいだろう。上から倒せればなんの問題にもならないし、襷枠で対処した場合も裏の起点にでもならない限り正解だ。奇襲が通れば相手プレイヤーへの精神的ダメージという点においても有効打となるし、問題の敵の採用率が低いならば台パンで済ませて他の試合に勝てる構築を組めばいい。

結局は統一に欠陥が生まれるのは仕方ないと諦めるのかなんとか足掻くのかの考え方の差だろう。各々が持つ理想の統一像を信じて構築を組めばいい。そんな戯言でした。

毒以外があまり分からないのでやはり上手くまとめられてないですね、はい。そんな記事を最後まで読んで頂いてありがとうございました。