スカタンクとトリプルスタンの相性は如何に【ORASトリプル】
お久しぶりです。どうにかしてダイマックスから逃れようとした結果、ホウエン地方まで流れ着いたブロッコです。
前々からスカタンクはトリプル適性がある方だと考えていたのですが、ASのROMが不調のため中々試せずにいました。しかし、運良く2000円でORを購入できたので無事に参入することとなりました。
構築経緯
を使わないことには始まらないのでまずは確定。
のサポート能力を最大限活かせる相方として、
・強力な特殊範囲技持ち
・Sを無理なくよりも下にできる
・地面弱点はなるべく避けたい
ということで雑に最強であるが最適なので採用。
フェイントと合わせることで、生半可なポケモンであれば容易に突破していける鉢巻も相方として優れているので採用。
はなのでを採用。
ここまででワイドガード役も威嚇役もいないのは非常にまずいのでを採用することに。
最後の枠だが、炎と格闘を採用しているにもかかわらず鋼が重いという意味不明の感覚に陥っていたため、鋼に強そうなを採用して完成とした
個体紹介
スカタンク@突撃チョッキ 誘爆
臆病 100-0-196-4-148-60
実数値 191-101-112-92-100-123
イカサマ アシッドボム フェイント バークアウト
調整意図
HB 陽気の捨て身タックルを99.61%で耐える
HD C特化眼鏡のムーンフォース+同C-1ムーンフォースを確定耐え
S 準速70族抜き
不意打ちを覚えない時代の相棒。ただ、ワイドガードが超強力である以上フェイントを採用する理由が大きいのであまり問題はない。
8世代ダブルにおいても特殊エースをサポートする性能の高さは目を見張るものがあったが、絶対に選出するというようなポケモンでもないためトリプルでは果たしてどうなるのか不安ではあった。しかし、どの試合においても問題なく活躍してくれていたように思う。
ワイドガードを崩しながらを通していくのが極めて強力であることは周知の事実であるが、高耐久のポケモンであれば眼鏡ハイボを受けても問題なく行動してくる。そこで、アシッドボムを入れることで対象は1体のみであるものの1手で2倍の火力を引き出すことで等倍受けの一切を成立させない動きが可能となった。
また、バークアウトを連打するのも特殊技が強力とされるトリプル環境に刺さっており、特に対雨では封殺といえるほどの強さを発揮した。
イカサマは強力ではあるが押す機会がそこまで多くはなかった。しかし、シンプルに火力に回さずとも等の大半の物理を削れるのは優秀なので外す理由もなかった。
火力を低下させるバークアウトに加えてワイドガードを崩せるフェイントと、タイプ的にもを強く意識しているように見えるだろうが別にこの型はそんなに有利ではない。何かがおかしい。
控えめ 164-x-52-212-4-76
実数値 191-x-92-172-151-90
調整意図
HB 意地鉢巻のブレイブバード確定耐え
S トリプルWikiに掲載されているとのミラー意識
C 余り全振り
トリプル最強のポケモン。1.3倍スキンハイボは噂に違わぬ恐るべき火力だった。中央でハイボを2~3回通せばその試合はもうほぼ勝ちということも頻繁にあり、対策必須ポケモンであることを使っていて強く感じた。
フェイントが2体に採用されていることもあり、ハイパーボイス以外の技は全く使用していない。というよりは他の技を押す行為が弱すぎて絶対にしたくない。
バクア込みの圧倒的な特殊耐久もあり、立ち回りで負けていても正面から粉砕してしまうことも多々あったので本当に最強と呼んで差し支えなかった。
ガルーラ@メガ石 肝っ玉
意地 4-252-0-x-0-252
実数値 181-194(161)-120(100)-x-120(100)-152(142)
調整意図
ぶっぱ
バグ。不具合。何かの間違い。
どうしてこんなに火力が高いのか理解できないしどうしてこんなに硬いのかも理解できない。あとグロパン持ってるのに意地捨て身にしていた理由も理解できない。
捨て身を押すたびに相手のポケモンが1体減っていくので本当に意味が分からなかった。トリプル適正なんて猫騙しを覚えることくらいしかないのにどうなっているんだ。
威嚇1回程度ではその暴威は収まることを知らず、2回目でようやく並のポケモンに耐えることが許される。だというのに耐久無振りの癖に一般的な攻撃ならば何でも耐えるというのはこれまでやってきたポケモンの常識から逸脱しすぎていた。下手にトリプル適性のあるメガ枠から触らなくて本当に良かったと思った。必要なのは適正ではなく親子愛。
ファイアロー@こだわり鉢巻 疾風の翼
意地 252-252-0-x-0-4
実数値 185-146-91-x-89-147
調整意図
ぶっぱ
フェイントと集中させたら強いなんてのは採用する口実でしかないインチキポケモン。
8世代ダブルでこいつを使ったことはあるのだが、使用用途がの隣で追い風した後眼鏡ビックリヘッドで即退場してもらう、しかもそのために個体値を下げて調整するというこの世で最も酷い型であったため事実上の初使用。
どこからでも届く高火力の先制技というのは本当にインチキとしか言いようがなかった。どうしてこんな特性を考えてしまったんだ。みんな露骨に耐え調整をしているので落としきれないことも多かったが、後発のスイーパーとして出てきた時はもう誰も耐えられないということも多いので無双する。
特性のお陰で許されるHA振りによって思った以上に硬かったが、物凄い勢いで反動を受けるのでやっぱり耐久は脆かった。
同様ブレバ以外の技はないも同然だった。蜻蛉は本当に要らなかったので何かに差し替えたく思う。
カポエラー@ラムの実 威嚇
慎重 252-52-132-x-12-60
実数値 157-122-132-x-145-98
調整意図
HB 威嚇込みで意地珠のブレイブバード耐え
HD 控えめ眼鏡の流星群を最高乱数切り耐え
A 無振りをインファイトで確定
S 追い風下抜き
…のトリプルWiki掲載型のつもりだったが、本来意地っ張りのところを慎重で採用したためこれより火力は低いし特殊耐久はさらに高い
型ガバのあったトリプル万能ポケモン。雑に繰り出して場にいるだけでもかなり仕事する辺り本当に強いポケモンだった。
どうしても仕事が地味なのであまり目立ちはしなかったが、威嚇とフェイントのない相手に単体攻撃を強制させる能力があまりにも優秀だった。
雑に使っていても強力だったものの、中低速の猫使いということで猫合戦にかなり弱い点は少々難しさを感じた。そういった点や、ワイドガード絡みの餉餉引き練度が上がるとさらに強くなるということで今後も積極的に採用していきたい。
サザンドラ@命の珠 浮遊
控えめ 4-x-0-252-0-252
実数値 168-x-110-194-110-150
悪の波動 竜の波動 大地の力 追い風
調整意図
ぶっぱ
鋼に強いタイプではないのに鋼に強い追い風使いという理由で採用された最後のポケモン。実はもう6世代をする予定のないトレーナーから貰った個体。
一致波動2つを対角に向けて放てる追い風使いというのは純粋に優秀であり、安全な位置から怯みを押し付けるのはあまりにも理不尽だった。
やはりとが対鋼をこなせていなかった上に、もに何故か勝てないのでやっぱり対鋼を一手に任されることとなってしまった。
貰った控えめ個体を採用したのはとのS関係を調整できるかもしれないと考えての事だったが、の火力がヤバすぎてSに回す余裕があまりなかったので諦めてCSで採用した。絶対臆病を育成した方が良い。
実際に対戦した感想
構築の数値がシンプルに高かったのでかなり勝てたが、晴れや霰相手には立ち回り負けを覆せなかったので当然ながら練度や環境への理解度が全く足りていなかった。
対雨やスタンパ相手にはかなり勝率が高く、何度かマッチングした禁伝相手にもそこそこ戦えたのでの底なしのポテンシャルは感じることができた。今回のような基本型の開拓ももちろん進めていくが、やはりトリプルをするからには爆弾としての強さも研究していきたい。