ヘドロバレルと混乱実バレル

こんにちは、唐突にモロバレルに混乱実を持たせる利点をまとめてみたくなったので書くことにしました。なお、筆者のモロバレルの芸人気質を治す手段は随時募集中です。

 

本記事では、前提としてミミッキュ意識のHB振りクリスモ採用型バレルであるとして話すものとします。また、バレルを使っているプレイヤー向けの書き方になっていると思われますのでこれからバレルを使ってみたいという方にはあまり向かない記事かもしれません。ご了承ください。

さて、比較対象として比較的メジャーな持ち物のヘドロ、タスキ、ゴツメの全てを出しても良いのですが、強引な居座り用のタスキと削り特化のゴツメはそもそもの役割が違うと思うので同じ回復ソース系のヘドロと比較していきます。

まず、ヘドロの明確な利点として胞子によって自然とターン稼ぎが起きやすいバレルとの単純な相性の良さです。居座れている限り回復するため眠りターンで稼げるアドが単純に増えるのは勿論強力です。後投げする際にも回復でメガラグの地震/冷パンが確定で2耐えできるようになるなど特定の役割対象への安定感が明確に上がります。

一方で混乱実と違い瞬間的な耐久はあまり出せず、眠りターンが稼げなかったり引かないといけなくなったりすると最終的にHPが足りなくなりかねないのが気になるところです。

 

さて、ここからがこの記事を書く気になった本題です。上で示した例以外にもヘドロバレルで、というより混乱実(一応オボンもセーフ)以外の持ち物にすると生じる重大な欠点があります。それが、ミミッキュに後投げした際に舞われたらシャドクロZ+@は耐えられないので胞子から入らないといけないという点です。

キノコの胞子という技は非常に強力な反面押す事が弱い技でもあります。ミミッキュに胞子から入った場合、A+2ミミッキュに対してクリアスモッグを押すのか裏の何かが出てくるのを読んで二連胞子を押すのかという択になります。仮にこの択を外した場合、最速起きされてしまったら舞った上で皮の残ったミミッキュにそのまま突破される、あるいは眠っているとはいえ皮が残されたミミッキュが残った上で裏にほぼ無償降臨を許すという悲惨な結果となってしまいます。ミミッキュ剣舞挑発型だった場合は、次のターンのクリスモこそ通るもののかなり不利になる事には変わりありません。

一方で持ち物を混乱実に変えた場合、ミミッキュにクリスモから入るのが安定します。+2シャドクロZを耐えるので霊Zを持っていても回復して次のターン胞子が押せ、混乱実を発動しなかった場合でも素のシャドクロは25%以下のダメージなので次の攻撃を耐えて胞子を押せます。この場合、眠って皮の剥がれたミミッキュが場に残り、なおかつバレルの体力も高く保てる場合が多いため裏に引かれるにしてもある程度引き先が読める状況となり、ヘドロと比較してかなり有利に持ち込めます。現環境では当然ながらミミッキュの相手をする場面が非常に多いため、ここの択を有利に運べることは勝率に直結します。

ミミッキュ以外でも胞子安定場面であえて胞子のタイミングをズラしてみるというのは有効で、2耐えできる対面であればタスキ潰しに殴った次のターンに胞子を押すことでタスキの可能性を消しつつ眠らせて初手胞子より有利な展開ができる事も多くあります。稀にですが、安定場面で胞子を押さなかったことで型を誤認されるのかバレルに強い枠を後投げされて思わぬ相手に胞子が刺さることもあります。

このあえて胞子タイミングをずらす動きをする場面でも、混乱実の場合は混乱実+再生力で一気に5/6回復できてほぼ全快が狙えるのでこの後役割を持てない体力になってしまうという事故がかなり少なくなります。

ミミッキュ対面以外の混乱実の主な利点として、カプZを受けてもHPが75%残るので役割破壊を許さず、ガルーラの特性弱体化によって親の攻撃を耐えた時点で子の攻撃を確定で耐える状況に持ち込めます。

 

ここまで散々混乱実の利点を挙げてはきたものの、ヘドロの利点で挙げたメガラグの地震/冷パンが4.6%の低確率とはいえ乱数2発になっていたり、混乱実ギリギリで止まる事も多い耐久なので持ち物が腐る場面が出てくることもあります。

それでも非常に相性のいい持ち物なので、とりあえずヘドロの使用率が1位だからと持たせている人には是非一度混乱実を試していただきたいです。使用する際にはH244振りにしてカプZ対策をお忘れなく。