最遅クッション型アーマーガア概論
S3お疲れさまでした。ようやくガラル上陸を果たしたブロッコです。
第八世代一発目の記事は毒ポケについて…ではなく、アーマーガアにしました。もちろん、普通のアーマーガアなぞ語り尽くされているので最遅クッション型についてです。
アーマーガア@ゴツゴツメット ミラーアーマー
呑気 HB252D4、S個体値0
実数値 205-107-172-x-106-64
ボディプレス 鉄壁 羽休め とんぼ返り
調整意図 物理耐久特化
この型を前提として話をしていきます。
基本的な使い方
一般的にアーマーガアが有利とされるミミッキュやドリュウズ等に後投げし、ゴツメによるスリップを稼ぎつつ即後攻とんぼ返りで対面操作をするクッションとします。
また、鉄壁+ボディプレスによって自信が詰め筋になることも出来、かつてのハッサムに近いような運用になります。ただし、ミミッキュ等の霊に対する能動的な打点がないこと、先制技がないことから詰め性能はハッサムに劣ります。
そのため、基本的には裏圏内に押し込むまでクッションを繰り返すことが多くなります。
最遅にする意義について
単純に後攻とんぼできる範囲が広くなり、より多くの対面で裏のポケモンを無償降臨させられるようになります。その中でも最も大きいのはカバルドンに抜かれることです。これにより、欠伸ループからの脱出が可能になり、裏から出てきたカバルドンに嵌められるのを対策できます。その他にも、ローブシンよりも遅いので羽休め読みの択を拒否して下から動くことができます。
そして「アーマーガアミラーは挑発持ちは速いほど強いが、挑発がない場合は遅いほど強い」ということです。挑発持ちには当然勝てませんが、鉄球でも持たれていない限り確実に下からボディプレスができるので一方的に優位をとれ、一度とんぼで挑発の有無を確認しつつ今後の立ち回りを決めることもできます。
タイプ:ヌルとの違い
現環境で最も目立つクッション枠であるタイプ:ヌルとの違いや共通の弱点を軽くまとめました
長所
・回復技が羽休めなので小回りが利く
・クッション以外の型も豊富なので選出画面で判別されにくい
・自身が火力を出す方法がある
・耐性が優秀(ヌルも弱点1と優秀ですが)
・ミラーアーマー
・持ち物が自由に使える
・相手への圧力が高いため交代を誘発しやすい
短所
・耐久自体は劣る(特に特殊)
・急所に当たる
・ヌルより速い
・S操作手段がない
・電磁波がない
・眠るを採用しないためTOD面ではヌルより弱い
共通の弱点
・身代わり(特に霊)に無力
・自身より遅い搦め手持ちに荒らされる
相性のいいポケモン
物理を広く見れるアーマーガアと特殊を広く見れるニンフィアで多くの相手にサイクルを仕掛けることができます。
アーマーガアに強い特殊ドラパはニンフィアを倒せず、ニンフィアに高い打点を持つ物理ドラパはアーマーガアが辛い、というように物理特殊両方の型が存在する相手にもある程度対応できるのが魅力です。
とはいえ、ニンフィアの体力は有限なためラストの枠にはある程度サイクルを回した後に残りをまとめて掃討できる能力が求められます。
ヌルアントと同様に相性はいいですが、どちらも鋼タイプなので一貫性は厳しく、S操作能力はないのでアイアントを通す能力自体はヌルアントに劣ります。
その代わりに選出を歪める能力は非常に高く、下にある積みドラゴンを通す動きがしやすくなります。
積みドラゴン全般
ロトムを強烈に誘うのでとんぼから起点にしてイージーウィンが望めます。
相手としてはアーマーガアを倒すためにロトムを残す必要があるため、安全に積める可能性も高く是非とも採用しておきたい枠です。
主に対ドラパミミッキュ用の駒として強力です。アーマーガア単体ではミミッキュに対して急所に当たらないお祈りが必要になりますが、とんぼからイカサマ使いに繋ぐことで上から安全に処理することができます。
実際に採用した構築
こちらは記事が完成し次第追記します(環境の変動についていけず結果はかなり微妙ですが…)